import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
x = np.arange(-3,3) # -3以上3未満、間隔1のリストを作成
y = x**3 # yの計算
fig = plt.figure() # figという図用の画面を作る
ax = fig.add_subplot(111) # fig上にプロット枠を作り、axと名付ける
ax.plot(x, y, marker="*") # ax上にプロットを作成する
fig.show() # figを表示する。
上級マクロ経済学
第1回 イントロダクションとColab
1 イントロダクション
Hello World
ようこそ、プログラムの世界へ。
授業概要
- マクロ経済学で扱うデータについて概観する。
- pythonを用いて実際にマクロ経済データを分析することを行う。
- 回帰分析をもとに、生産性の推定やマクロデータの予測などを取り扱う。
- 数値計算の基礎についても解説を行う。
到達目標
- マクロ経済データを用いた分析を行うことができる。
- 基本的な統計分析、数値解析を行うことができるプログラミングスキルを身につける。
成績評価
- 中間レポート(30%)
- 講義内で出題するレポート
- おそらく、3〜5回程度。
- 進度、理解度を見て考慮します。
- 期末レポート(70%)
- 何かしらの分析を行ってもらいます。
- 回帰分析 or 数値計算を含むレポートを作成してもらいます。
講義予定
- イントロダクションとColab
- マクロ経済学のデータ
- pytonの導入と基礎
- pythonによる条件文と繰り返し処理
- Pythonライブラリの利用
- Pandas
- データの加工
- 回帰分析
- Pythonによる回帰分析の実装
- 成長会計
- 時系列データと系列相関
- ARモデル
- 非定常過程と予測
- 数値計算の基礎
- マクロモデルと数値計算
テキスト
- 教科書は指定しません。
- 配布資料をもとに講義を進めます。
- HPの講義ページからDLしておいてください。
- 参考資料はシラバスにあげているものを参照してください。
プログラムの例
次のグラフを作成。 y = x^3
前提条件1
- 数学
- 連立方程式、微分、確率は使います。
- 統計学
- 中級統計学の内容は知っているものとして進みます。
- 中級統計学の単位を習得していなくても構いませんが、キャッチアップは各自でやってください。
- 推測統計の基本的なお話がわかっていればOKです。
- 回帰分析は一応講義内でやります。
- これらに不安のある人は、講義ページの補足資料を読みながら講義を受けるのをお勧めします。
前提条件2
- プログラム関連
- pythonを用いたプログラミングを行います。
- プログラムの基本的な書き方は講義内でやるので、プログラミングの知識がなくてもOKです。
- パソコン必携です。毎回持ってきてください。
- Colabの場合スマホでもできますが、あまりお勧めしません。
- pythonを用いたプログラミングを行います。
- 課題エフォート
- おそらく、3週に1回程度でレポート課題が出ます。(全部合わせて中間レポート)
前提条件3
きついです。
- 履修は計画的に。
評価基準(期末レポート)
- 期末レポートの評価基準をお伝えしておきます。
- 回帰分析や数値計算を用いた分析がされており、レポートとしての体裁が守られていれば、可(60〜69点)の粗点がつきます。
- 良(70〜79点)から優(80〜89点)の粗点がつくレポートの例が欲しければ、インゼミの研究報告書が参考になると思います。ものによっては秀がつきます。学会のコモンルームで見ることができるかと思います。
- 秀(90〜100点)の粗点が取れるレポートの例が欲しければ、経済学会の学生論集に掲載されている論文を参考にしてください。
- 粗点に0.7を掛けて期末レポートの点数とします。
評価基準 (中間レポート)
- 指示がきちんと守られているかどうかを評価します。
- また、読み手にちゃんと伝わるようにレポートが作成されているかも見ています。
- 10点満点で各レポートを評価し、実施回数\times 10点を30点に等ウエイトで圧縮して、中間レポートの点数とします。。
総合評価
期末レポート70点満点、中間レポート30点満点ですが
- 期末粗点が優評価でも、中間レポートが全て未提出だと落ちます。
80\times 0.7 + 0 = 56 点
- 講義資料は全てアップロードしてあるので、履修変更可能な期間までに必ず一度ざっと目を通し、モチベーションが保てるかどうかをチェックすること。
Python環境
Jupyter Notebookのファイルを用いて講義を進めます。
おすすめの使い方は2通り
- Google Colabを使います。
- オンライン環境が必要ですが、あれこれインストールする必要がありません。
- Googleアカウントを作っておいてください。
- Anacondaをインストールします。
- Jupyter NotebookかJupyter Labで作業します。
- オフライン環境で動きます。
Google Colab
Colabにアクセスして、「ノートブックを新規作成」を押すと、新しいファイルができる。
- あとは基本ここで作業すれば良い。
- ファイルはGoogle Drive上に保存されていく。
Anaconda 1
AnacondaのHPにアクセスして、右上の”Free Download”をクリック。
Anaconda 2
Distributionページの右側で、いずれかをチョイス。
- “Get Started”をクリックしてサインアップする。
- Anacondaのアカウントが作成される。
- “Skip registration”をクリックする。
- Anacondaのアカウントを作成せずにDLへ進む。
Anaconda 3
Distribution Installersで緑のボタンが適切なOSになっていることを確認してクリック。(写真はMacのケース)
Anaconda 4
これ以降は、インストーラに従ってインストールします。
ウェブなどを検索すると、インストール方法は山ほど出てきます。
- ざっと見た感じこのページは見やすかったです。
インストールが完了したのちに、Anaconda Navigatorを立ち上げて、jupyter notebookの”Launch”ボタンを押せばJupyter Notebookが立ち上がります。
ただし、講義ではColabを使います。
まとめ
- 単位を揃えたい人、頑張ってください。
- 妥当なデータを使って、統計分析を行ったレポートが出てこれば、単位は出ます。
- 回帰分析を使った分析をしたレポートが基準です。できるかどうかは皆さん自身で考えてください。
- 妥当なデータを使って、統計分析を行ったレポートが出てこれば、単位は出ます。
- それなりの数学的な知識がある前提で進めていきます。
- 今後はパソコン必須です。
- 可能な人は、pythonを触ってみてください。今後使います。
- Googleアカウントがあれば、Colaboratory。
- 最も手軽に試せる。
- パソコンに環境を構築するならAnacondaがお勧め。
- Googleアカウントがあれば、Colaboratory。
- フォローが必要な人は、随時荻巣にコンタクトを取っていただいて構いません。