概要
日本経済について、経済成長、雇用、貿易、財政、社会保障、人口、教育などのテーマを経済理論に基づき概観する。(シラバスより引用)
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第1回 配布資料 |
講義における3つのキーポイント
労働
日本の労働市場は世界的にみても非常に特徴的です。(若年層を含めた)ごく低い失業率、年功序列的な雇用システムや内部労働市場、他にも様々な特徴があります。これらの特徴についてメリットやデメリットを整理した上で、日本の労働市場の輪郭をつかみましょう。
金融
超低金利時代を超えて、日本の金融市場の金利も上昇を始めました。中央銀行によって行われる金融政策は様々なチャンネルを通じて金融市場にインパクトを与え、次第に実体経済を変化させていきます。これらの流れを体系的に理解するためには、金融システムの概要を整理して理解することが必須です。近年の金融政策とともに金融システムの概要を理解することを目指しましょう。
財政と社会保障
日本は長い間、恒常的に国債発行によって政府の歳出を賄ってきています。講義では、国債発行による資金調達と税による資金調達が異なる性質を持ちうることを理論的に理解することを目指します。加えて、日本の少子高齢化という人口構造がもたらす財政負担について概観し、今後の財政と社会保障の行く先について考えます。